あっけしのなみだをながすおおがめ
厚岸の涙を流す大亀
国内
未確認生物
- どんな話か
- アツケシで捕らえた巨大な亀が涙を流したため漁師が放してやると、その後豊漁が続いたという言い伝え。
- 細部
- 文政八年、松前藩領の東蝦夷地アツケシで、長さ二間あまり、幅一丈にも及ぶという巨大な亀が捕らえられた。漁の請負人であった惣助という人物の前でこの亀が涙を流したため、惣助をはじめ捕獲に関わった人々は哀れに思い、亀を海へ戻してやったという。すると、それまで続いていた不漁がぱたりと収まり、以後は豊漁が続くようになった。これは亀を助けた惣助の隠れた善行によるものだと考えられたと伝えられている。
- 広まり方
- 1973年刊『日本随筆大成』第二期所収、滝沢馬琴「兎園小説」に記録がある。
- 地域
- 北海道厚岸町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ