わかみやさまのれい
若宮様の霊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 非業の死を遂げた武士が老女の口を借りて自らを神として祀るよう求め、のちに漁の守り神となった話。
- 細部
- 土地の老女が突然ふだんと違う口ぶりになり、自分は斬られた武士であると名乗って、神として祀ってほしいと訴えた。人々は神主を招いて言われたとおりに社を設け、その霊を若宮様と呼んだ。祀られてからは漁を助ける神として頼られるようになり、海で網が岩や障害物に掛かって動かなくなったときにこの神へ願うと、不思議と絡みがほどけて網が引き上げられたと語られている。恨みを抱いた死者が、祀られることで生業を守る側へ転じる筋立てになっている。
- 広まり方
- 1958年の『伊予路』に載る森正史の民俗採訪記に記録がある。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ