にったみょうじんのたたり
新田明神の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 新田義興をまつる社の垣内の草木を取ると、義興の祟りを受けるといわれた。
- 細部
- 武州矢口にある新田明神は、新田義興をまつった社である。その垣の内側に生える草木は、葉一枚であっても取ってはならず、禁を破った者は義興の霊による祟りを受けると伝えられている。義興は正平13年(1358)10月10日、矢口の渡しで謀略に遭って非業の死を遂げ、その後、矢口付近に夜ごと現れた光り物を鎮めるため、墳墓の前に社殿が建てられた。社殿後方の円墳は義興の胴塚と伝わり、柵で囲まれて内部に入ることも祟りを招くと恐れられてきた。この禁忌は大田区の事例として、大田南畝の『向岡閑話』に記録され、『日本随筆大成 第1期』1975年に収められている。
- 広まり方
- 日本随筆大成第1期(1975年)所収「向岡閑話」(大田南畝)による。
- 地域
- 東京都大田区
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ