れい
霊
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 内裏焼失時に狛犬を預けに来た正体不明の殿上人や、埋葬後も何度も家に戻っていた娘の遺体など、霊にまつわる話が伝わる。
- 細部
- 嘉永7年に内裏が焼けた際、清涼殿にあった獅子や狛犬を、五位の位を持つという殿上人が一条家まで預けにやってきたことがあった。ところが後になってその人物を探しても、そのような殿上人はどこにも見当たらなかったという。人々はこれを獅子や狛犬に宿る霊のしわざだったのだろうと噂した。また別の話では、ある人の娘が亡くなり、遺体は鳥辺野へ送られたのだが、気がつくといつの間にか棺から抜け出して、もとの家に横たわっていることが幾度も繰り返されたと伝えられている。
- 広まり方
- 1975年刊『日本随筆大成第1期』所収、勢多章甫『思ひの侭の記』、1978年刊『日本随筆大成第3期』所収、天野信景『塩尻拾遺』に記録がある。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ