ちののあめにあれるらいじゅう
茅野の雨に荒れる雷獣
国内
未確認生物
- どんな話か
- 峯の岩窟に棲むといい、雨が降ると荒れ狂うが晴れた日はおとなしいという獣の姿の雷神。
- 細部
- 峯の中ほどにある岩窟が雷神の住処とされ、その入口のあたりには猫のものに似た白く短い毛が落ちているという。姿は子犬ほどの大きさで、毛並みは狢に近く、目のまわりだけが黒い。鼻筋は細く、下唇も尾も短い。足は五本あるとされ、その裏の皮は子どもの肌のように薄いと語られる。冬のあいだは土を掘って地中で過ごし、ふだんは弱々しくて人にもよく馴れるが、ひとたび雨が降り出すと性質が変わって猛り立つという。雷を生き物の行いとして説明しようとした語りである。
- 広まり方
- 1931年の『旅と伝説』所収、高橋宏一「蓼科山紀行」に姿かたちまで詳しく書き留められている。
- 地域
- 長野県茅野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ