いなのくびからふくかみなりのき
伊那の首から噴く雷の気
国内
未確認生物
- どんな話か
- 高遠の鷹匠頭が大茅原の大蛇を斬ると、断ち切られた首から白い気が噴き出して雷が四方に轟いたという話。
- 細部
- 保科肥後守に仕えた鷹匠頭、井深九郎兵衛が主役である。大茅原に潜むと噂された大蛇を討ち、その首を落としたところ、切り口から白い気体が立ちのぼり、たちまち四方の空に雷鳴が響き渡ったと語られる。蛇の体内から出た気が雷の正体だという理解が、この一話の骨格になっている。討伐譚でありながら、退治した側の武勇よりも、蛇と雷とを結びつける自然観のほうが前面に出ているのが特徴である。
- 広まり方
- 1921年の『郷土趣味』に載った中山太郎の論考「雷神研究」に収められている。
- 地域
- 長野県伊那市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ