くわばらのかみなり
桑原の雷
国内
未確認生物
- どんな話か
- 寺の井戸に落ちた雷が和尚に閉じ込められ、二度と落ちない約束の手形を残して許されたという伝承。
- 細部
- 寺の井戸の中に雷が落ちてしまい、和尚がすかさず井戸に蓋をしたため、雷は空へ戻れなくなってしまった。困り果てた雷は詫びを入れ、桑原の地には二度と落ちないと誓いを立てたうえで、その証として手形を残し、ようやく蓋を開けてもらえたという。以来、雷は桑原という言葉を耳にすると避けて他所へ鳴っていくようになったと語られる。手形は猫の手のような跡が残る古い紙として寺に保管され、大切に伝えられてきた。別の記録ではギンショウ寺という名を挙げたうえでほぼ同じ筋が語られており、井戸に蓋をされた雷が二度と落ちないと誓って手形を残す型の話として広まっていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1915年の『郷土研究』に掲載された南枝知一「桑原の由来」と、1921年の『郷土趣味』に掲載された田中俊次「雷様の話」の両方に記録がある。
- 地域
- 兵庫県三田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ