ぱとりあるしえいけ
パトリアルシエ池
Patriarch's Ponds
国外
場所・異界
- どんな話か
- かつて「ヤギ沼」と呼ばれた湿地に由来するモスクワの池で、古くから不吉な場所とされ、ブルガーコフの小説『巨匠とマルガリータ』の路面電車事故の舞台としても知られる。
- 細部
- 17世紀にはこの一帯が「ヤギ沼」と呼ばれる異常な区域とみなされ、「パトリアルシエで足を取られる」といった趣旨のことわざが残るなど、不気味な場所という民間の評判があった。ミハイル・ブルガーコフは1930年代にこの近くに住み、代表作『巨匠とマルガリータ』の冒頭で池のそばでの路面電車事故を描いた。実際にはこの場所に恒久的な路面電車路線はなく、1930年代に夜間留置用の仮設線路があっただけだったため、この食い違いは「ブルガーコフの路面電車パラドックス」と呼ばれている。
- 広まり方
- 古い民間の言い伝えに、20世紀の文学作品が新たな不吉のイメージを重ねる形で広まった。
- 地域
- ロシア(モスクワ)
- 年代
- 不明(17世紀の呼称に由来)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ