おやごろしやま
親殺し山
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 自分の持ち山にすると近く親が死ぬといわれる山で、木を伐れば病人や乱心者が出るとも語られる。
- 細部
- この山を自分の所有する山にしてしまうと、まもなく親が死んでしまうといわれ、災難山、イハイ山とも呼ばれた。年配の層にはよく知られた言葉だが、中年層では知る人が半数に満たず、若い世代にはほとんど伝わっていないという。山の木を買って伐採すると病気になったり気がふれる者が出るとされるため木材は安く、かつてはある一族の本家が所有していたが炭焼き小屋が崩れて下敷きになり親が亡くなったと伝わる。誰も持ちたがらないため現在は寺の持ち山となっており、商売が振るわない者が立て直しを願って買い求めることが多いという。
- 広まり方
- 1967年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による栃木県安蘇郡田沼町旧野上村の聞き取りに記録がある。
- 地域
- 栃木県佐野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ