おうたかみさま
往太神様
国内
未確認生物
- どんな話か
- 往太神様の池に前夜頼めば膳椀が浮かんでいたが、割れた椀を返した者がいて以来貸さなくなった。
- 細部
- 白州町では、村で人が大勢集まる催しがあり、膳や椀が足りなくなったときには、前の晩のうちに往太神様が祀られた池へ行き、必要な数を貸してほしいと頼んでおくのが習わしだった。そうすると翌朝には、頼んだとおりの膳椀がちゃんと池に浮かんでいたという。ところがあるとき、心得のない者が仲間内のけんかで椀を割ってしまい、それを直さないまま数の足りないまま池に返してしまった。これに怒った神様は、それ以降どれだけ頼んでも二度と聞き入れてくれなくなったと伝えられている。
- 広まり方
- 1991年の『甲斐路』に影山正美が記した「「椀貸し伝説」考―「市」の始原的風景を探る―」に収められている。
- 地域
- 山梨県北杜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ