おうむいしのたたり
鸚鵡石の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 大蛇を母に持つ娘が許嫁に裏切られて自害し、その祟りで元許嫁夫婦が命を落としたという渥美半島の伝説。
- 細部
- 高根山を治めていたという豪族・渥美太夫重国は、狩りの最中に出会った娘・八重寿を屋敷に連れ帰って契りを結び、玉栄という娘をもうけた。ある日、八重寿の正体が高根山の大蛇であることが露見して姿を消し、母の正体が噂になると玉栄の許嫁・主馬之助は彼女を避けるようになる。絶望した玉栄は母の形見の横笛を吹いた後、大岩の上から身を投げて自害したという。その後、主馬之助が別の女性と結婚すると、二人は100日と経たぬうちに揃って原因不明の病で亡くなり、人々はこれを玉栄の祟りだと噂したと伝わる。玉栄が身を投げた岩は音が反響することから「鸚鵡石」と呼ばれ、現在も残っている。
- 広まり方
- 岩と笛にまつわる悲恋・祟り譚として郷土の伝承集に採録されている。
- 地域
- 愛知県(渥美半島)高根山
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ