おとうか
オトウカ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 昼寝中のオトウカを驚かせた男が井戸に落ち、声が表裏から入れ替わって聞こえ翌朝救出された。
- 細部
- 明治の初め頃のこと、向原に住む人が大原の市へ出かける途中、道端で昼寝をしていたオトウカを見つけ、面白半分に法螺貝を吹き鳴らして驚かせてやった。その帰り道、酒を飲んだ勢いもあって誤って古井戸に落ちてしまう。近くに住む老夫婦が助けを求める声を聞きつけて探しに出たが、声は表に回れば裏から、裏に回れば表から聞こえるという具合で、なかなか居場所をつかめなかった。結局、翌朝になって鉄砲撃ちに頼んで捜してもらったところ、ようやく古井戸の中で生きているのが見つかったという。オトウカをからかった仕返しを受けたのだと語られている。
- 広まり方
- 群馬県史 資料編27 民俗3(1982年)所収、井田安雄による動物に関する世間話に記録がある。
- 地域
- 群馬県太田市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ