おとうか
オトウカ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 提灯を連ねて嫁取り行列を演じるオトウカの怪光と、泥人形の赤子を背負わせて相手を坊主にする悪質なオトウカが伝わる。
- 細部
- 小雨がしとしと降るある晩、極楽寺の裏手にあるジョウノヤマのオトウカが街道に提灯を連ねた行列をつくり、まるで嫁取り行列のように歩く姿が見られた。人間がその近くに近づくと、行列は小学校の老杉のあたりでふっと消えてしまうのだという。一方、化かした相手を坊主にしてしまう坊主オトウカと呼ばれる質の悪い個体もいた。三夜沢へ客として出向こうとしていたある人が、泥で作った人形を我が子と思い込んで背負わされたまま目当ての家に上がり込み、驚いてその人形を取り上げて土間に叩きつけたところ死んでしまったかのように見えた。子供を殺したと責められたその人は頭を剃って坊主になることで許しを乞う羽目になり、実はすべて坊主オトウカに化かされていたのだと後に分かったという。
- 広まり方
- 1982年刊『群馬県史 資料編27 民俗3』所収、井田安雄がまとめた群馬の世間話の項に記録がある。
- 地域
- 群馬県前橋市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ