おとしてとぶもの
音して飛物
国内
未確認生物
- どんな話か
- 五条あたりで瓦屋が屋根を葺いていると、飛魚のような翼を持つ四尺ほどの蛇が飛んできて顔に当たったという。
- 細部
- 都の五条あたりで、文月も終わりに近いある日、瓦屋が屋根に瓦を葺こうとしていたところ、急に雨が降り出した。そこへ顔のあたりに何かが勢いよく飛んできたので、思わず手で払いたたき落としてみると、それは長さ四尺ほどもある一匹の蛇であった。よく見ると体の左右には4、5寸ほどの、まるで飛魚の鰭を思わせるような翼が生えていたのだという。空を飛ぶ蛇という珍しい姿が、当時の随筆に書き留められている。
- 広まり方
- 1977年刊『日本随筆大成第3期』所収、天野政徳『天野政徳随筆』に記録がある。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ