おとろしがふち
おとろしが淵
国内
未確認生物
- どんな話か
- おとろしが淵に棲む主の蜘蛛が釣り人の草履に糸をかけて引くが、草鞋でなかったため命拾いしたという話。
- 細部
- 南阿蘇村にあるおとろしが淵には、大きな蜘蛛が主として棲みついていると語られている。昔、ひとりの男がこの淵のほとりで釣り糸を垂れていたところ、どこからともなく一匹の蜘蛛が現れ、男の履いていた草履にそっと糸をかけて立ち去った。しばらくして、その糸がぐいと引かれる感触があったが、幸い草履は簡単に脱げる履物だったため、男は淵に引きずり込まれずに事なきを得た。もしこのとき紐で足に結わえる草鞋を履いていたり、あるいは素足であったなら、そのまま命を落としていただろうと言い伝えられている。
- 広まり方
- 1913年の『郷土研究』に掲載された大矢野太郎の報告に記録がある。
- 地域
- 熊本県南阿蘇村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ