おとこ
男
国内
未確認生物
- どんな話か
- 終戦後、寺の法要の席に見知らぬ男が現れ、法事を怠っていた大正時代に病死した人物だと分かった話。
- 細部
- 津和野のある寺で、戦争が終わった後に営まれた法要に部落の門徒たちが参列した折、お斎の席に見覚えのない男が加わっていたという。自分は地元の者だと語るので皆が首をかしげていると、居合わせたある家の男性が、父親の死後一度も法事を営んでいないことに触れ、それで斎の場に姿を見せたのではないかと推測した。後で確かめると、この人物は三十年余り前の大正五年に腸チフスが流行した際、真っ先に命を落とした村人だったことが判明した。
- 広まり方
- 山陰民俗1982年掲載の「霊なるもの―石見国鹿足郡日原の民俗―」に、大庭良美が日原地区の伝承として書き留めている。
- 地域
- 島根県津和野町
- 年代
- 昭和時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ