おときび
オトキ日
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 九月十六日は地獄の釜も休むとされ、風呂を焚かず、泳げばエンコに引かれると忌まれた。
- 細部
- 九月十六日をオトキ日と呼ぶ。地獄の釜さえ休む日だといい、火を使う風呂を沸かすことを控えた。この日に息を引き取った者は極楽へ行けるとも語られている。一方で水に関わる行為は強く戒められ、魚を捕ることも、池や川で泳ぐことも忌まれた。禁を破って泳げばエンコに引っ張られるという。あの世が緩む日として位置づけられているぶん、生者の側は火と水の両方で慎みを求められる構成になっている。
- 広まり方
- 1975年刊の『あゆみ―玉川町の民俗 愛媛県越智郡―』のうち、森正史監修「年中行事」に記録されている。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ