わたぶちのかい
ワタ淵の怪
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大正末頃、ワタ淵で楽隊のような音を追ううち、クラシシほどの大きさで白く長い毛の生き物を見たという話。
- 細部
- 大正の末頃のことだという。山へ入った若者2人が、ワタ淵と呼ばれる場所で楽隊が奏でるような賑やかな音を耳にした。不思議に思って音のするほうへ近づいていくと、なぜか音は同じだけ遠のいていく。近寄れば遠のき、また近寄れば遠のくということを何度も繰り返しているうち、ふと目の前に、クラシシほどの大きさで、白く長い毛をまとった見慣れない生き物の姿が見えたという。正体のわからないまま、山中で語り継がれてきた話である。
- 広まり方
- 1938年の『旅と伝説』所収、野口長義「南会津の民俗(完)」に記録がある。
- 地域
- 福島県南会津町
- 年代
- 大正
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ