おてんぐさん
お天狗さん
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山に消えた末っ子が天狗に食べ物を差し出された話や師走八日の外出禁忌など、お天狗さんにまつわる伝承。
- 細部
- 五人兄弟の末っ子が、ふとした拍子に山へ入り込んだきり一週間も帰らなかったことがあった。一週間目の夜になって、その子は素足のまま山から下りてくる。聞けば山にいる間、おてんごうさんに腹が減っていないかと尋ねられ、減っていると答えるとみみずを差し出されたといい、この人物はのちに出家して僧になったという。またある夜、どしゃ降りの中の炭焼き小屋に二人の大男が現れたが、目を離したわずかな間に、二人はすでに松明をともして二町も先を歩いていたと語られる。さらに師走の八日に正月用の買い物で町へ出ると、道中おてんごうさんに脅かされるといい、村ではこの日、外出を控える習わしがあった。
- 広まり方
- 1974年の『季刊民話』所収、大田謙二「赤石山系の山村にて」に記録がある。
- 地域
- 山梨県早川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ