おてんぐさま
お天狗様
国内
未確認生物
- どんな話か
- 小鹿野町には、山仕事を邪魔する物音や道具の破損、若者の神隠し、天狗岩の打上花火、釣り鐘の祟りなど、お天狗様にまつわる言い伝えが数多く伝わっている。
- 細部
小鹿野町(旧秩父郡倉尾村)には、お天狗様の言い伝えが数多く残る。山でサルスベリを切ろうとすると声がし、鋸や鉈が壊れた話は、お日待ちを知らず山に入ったための天狗の仕業という。山小屋で石を転がす音や木を切る音がしても、天狗の仕業と悟ると止むという。天狗に山へ連れ去られた若者は三年後に戻ると笛ばかり吹く人になっており、麦作りに連れて行った子が消えて木のウロで眠っていたのも天狗の仕業とされる。
天狗岩のお天狗様は音のしない打上花火を揚げ、夜空に菊花を咲かせるという。つぶれた寺の釣り鐘を売った先の町で火事が続いたのは、鐘が元の寺へ帰りたがるためと占いで分かったとも伝わる。大山祇命がお天狗様と呼ばれ山の神として祀られ、女人禁制とも言う。
- 広まり方
- 1953年の民俗採訪(國學院大學民俗学研究会、埼玉県秩父郡倉尾村)を中心に、秩父民俗掲載の山崎泰彦の記録、新編埼玉県史民俗編の各地事例報告ほかに紹介されている。
- 地域
- 埼玉県小鹿野町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ