おてんぐさま
お天狗さま
国内
未確認生物
- どんな話か
- 川狩りをする人夫たちはお天狗様に神酒を供えて安全を祈っていたが、天狗の悪口を言ったある人夫が仕事中に転落してきた岩の下敷きとなり、姿を消してしまったという。
- 細部
- 秩父地域には、川狩りをする人夫たちがお天狗様へ神酒を献じて仕事の安全を祈願する習わしがあった。ところが、天狗の悪口を口にした人夫がいたことがあった。すると、その人夫は仕事の最中に山の斜面から転がり落ちてきた岩の下敷きとなってしまい、それきり姿が見えなくなったという。川狩りという危険な仕事にあたる人夫たちにとって、お天狗様への神酒の献上は身を守るための欠かせない習わしであり、この一件は天狗の悪口を言うことへの戒めとして語り継がれてきた話である。
- 広まり方
- 1969年発行の『秩父民俗』に浅見清一郎が寄稿した「秩父における天狗祭」に紹介されている。
- 地域
- 埼玉県小鹿野町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ