おてんぐーさま
オテングーサマ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜明け前にヒューヒューと鳴く鳥の声を天狗の声とみなし、近くで不幸が起こる前触れとした。
- 細部
- 明け方、細く長く尾を引くように鳴く鳥がいて、土地ではこれをヌイと呼んだ。年配の人々はその声を鳥のものではなく天狗のものだと言い、耳にした以上は近隣の誰かが亡くなるか、何かしら悪いことが必ず起きると受け止めた。県史では死の予兆のうち動物にまつわるものとして分類されており、鳥の声を人の生死と結び付ける発想が土地に根付いていたことがわかる。声そのものが凶事の知らせであり、姿を見たという話は伴わない。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の俗信の章、死の予兆の項に収められている。
- 地域
- 長野県中川村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ