おてんぐ
お天狗
国内
未確認生物
- どんな話か
- 秩父郡小鹿野町のナゴウ沢で、炭を沢へ落としながらタバコをふかしていた男が天狗に投げ飛ばされ、気がつくと見知らぬ場所に立っていたという話である。
- 細部
- 小鹿野町(旧秩父郡倉尾村)のナゴウ沢に伝わる話である。ある男がこの沢で、手にしていた炭を水の中へ落としてしまい、そのまま腰を下ろして煙草を一服していた。するとその時、お天狗に体をつかまれるようにして投げ飛ばされてしまったという。男が目を覚ましてみると、そこは自分がいた沢とはまるで違う、見も知らぬ場所であった。なぜ、どのようにしてそのような遠くまで運ばれたのか、男自身にもわけがわからなかったと伝えられている。炭を落として煙草を吸うという何気ない最中に、突然お天狗にさらわれてしまうという体験談として、この沢の名とともに語り継がれてきた話である。
- 広まり方
- 1953年に國學院大學民俗学研究会が行った民俗採訪の記録『埼玉県秩父郡倉尾村』に収められている。
- 地域
- 埼玉県小鹿野町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ