おてんごうさん
オテンゴウサン
国内
未確認生物
- どんな話か
- 天狗にさらわれた芦川村の住人は、村の捜索でも見つからずカボチャ棚の上で発見され、餅まきに同行していたという。
- 細部
- 笛吹市の旧芦川村では、オテンゴウサンと呼ばれる天狗にさらわれてしまった人がいたと伝えられている。行方がわからなくなったため、村の人々が鐘を叩きながら山中をくまなく捜し回ったが、そのときは見つからなかった。ところが後日、思いもよらぬことに、南瓜を育てている棚の上でぐっすり眠り込んでいるところを村人に見つけられたという。本人に話を聞くと、天狗と一緒にあちこちの上棟式を回り、餅まきに加わっていたのだと語ったそうである。この地域では天狗は上棟式のときに屋根へ降りてくる神とされる一方で、山に棲む神であるという意識も根強く持たれている。
- 広まり方
- 1993年刊『甲斐路』掲載、影山正美「甲州山村における民俗的世界観―東八代郡芦川村のヤマ領域をめぐる考察を中心に―」に記録がある。
- 地域
- 山梨県笛吹市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ