おそうずさま
お僧都様
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 難破で失った袈裟を返してもらえず自害した僧の祟りが続き、村はお僧都様として祀ることで鎮めた。
- 細部
- 享保の頃、佐賀の出の僧が京で大僧都の位を授かり、故郷へ帰る途中に船が難破した。命は助かったものの、七条の袈裟を海に失った。その袈裟は小浜に流れ着き、話を聞いた僧は返してもらおうと訪ねたが、拾った者は応じなかった。思い詰めた僧はみずから命を絶つ。拾得者は袈裟を売ろうとしたが、あまりに立派で買い手がつかず、結局焼いてしまった。その後、村に不可解な出来事が相次ぎ、僧の祟りとしてお僧都様の名で祀られた。
- 広まり方
- 1968年の『あゆみ―忽那諸島の民俗―』所収、森正史監修「年中行事と民間信仰―民間信仰―」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ