おしょうがつさま
お正月様
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 嫁がなかったお正月様は若水を汲む若い男を喜び、貧しくなるとあずきがゆを食べたという。
- 細部
須賀川市に伝わるお正月様は女性の神とされ、生涯嫁入りをしなかったため、正月に若い男が若水を汲むとことのほか喜ぶといわれている。正月8日にはあずきがゆを供えてこの神を送る習わしがあり、地域によっては15日に送ることもあった。その際、14日のだんごさしで余っただんごをあずきがゆに入れることもあったという。お正月様はもともと贅沢な神で毎月白いご飯を食べていたが、しまいには貧しくなってあずきがゆを食べるようになったのだと語られている。
また、正月2日頃には屋敷ごとにトウリゴヤという小屋を建て、屋根をふいて炉を作り、近隣で炭を出し合って蓄える。こうして組んだ小屋は15日の朝になると火が放たれ、お正月様はその煙とともに天へと昇っていくのだと語られている。
- 広まり方
- 1963年の『宇津峯山麓の民俗』所収、東京女子大学史学科の年中行事の記録による。
- 地域
- 福島県須賀川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ