えりんおしょうのたたり
恵林和尚の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 財を残して死んだ和尚が、その金を狙った者に祟り、明神として祀られるに至った。
- 細部
- 円通寺の恵林和尚は大変な蓄財家として知られていたが、その金銭への執着を断ち切れないまま病で世を去った。残された財に手を伸ばそうとした者に対して和尚の霊が祟ったため、人々は小さな祠を建てて桜木明神の名で祀ることにした。あわせて旧暦七月八日には施餓鬼を営み、霊を慰める行事とした。強い執着を残した死者を、災いをもたらす存在から祀られる神へと転じさせる、御霊信仰の形をよく示す話である。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』所収、佐々木正興の伊予の妖怪変化に見える。
- 地域
- 愛媛県宇和島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ