おしろいばばあ
白粉婆
国内
未確認生物
- どんな話か
- 鏡を引きずりジャラジャラと音を立てながら現れる老婆の妖怪。破れ傘を被り、杖と酒徳利を持つ姿で描かれる。
- 細部
- 奈良県吉野郡十津川流域に伝わる老婆の妖怪で、鏡を引きずり、ジャラジャラと音を立てながら現れる。鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』では、腰の大きく曲がった姿に破れ傘をかぶり、杖と酒徳利を携えて描かれ、白粉の神・脂粉仙娘の侍女と説明される。室町時代の天文6年、奈良の長谷寺で観音菩薩の大画像を造っていた際に現れ、食糧難のなか米を増やしたという伝説とも結びつく。明治期までは正月の修正会に像へ白粉を塗る行事が続き、雪女や山姥、山女の類とする説もある。
- 広まり方
- 石燕の画集を通じて広まり、能登地方との関連が語られることもあるが実際の伝承は確認されていない。
- 地域
- 奈良県
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ