うえのはらのけむりにのるようさんめがみ
上野原の煙に乗る養蚕女神
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 正月十四日の桑を焚く煙にのって舞い降り、二月の初午には白馬で里を訪れるという養蚕の女神。
- 細部
- 上野原地方でおしら様と呼ばれるのは、蚕を守るとされる女神である。正月十四日の朝、桑の枝を火にくべると、立ちのぼる煙に乗じて天から舞い降りるという。また年が明けて最初の午の日である二月の初午には、白い馬にまたがった姿で里を訪れるとも伝わる。日原の集落では蚕そのものをおしら様と呼びならわし、同じく正月十四日の朝に桑を焚く風習があった。養蚕にまつわる女神信仰として、複数の聞き取りに共通して記録されている。
- 広まり方
- 1963年の『甲斐路』に大森義憲が寄せた正月習俗の報告と、1962年刊行の『大垣外の民俗 甲州上野原町調査報告』(東京学芸大学民俗学研究会)の双方に採録がある。
- 地域
- 山梨県上野原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ