おしおりさま
オシオリサマ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 峠道の入口に立ち、柴を折って供えると足の疲れが取れるとされた地蔵と、その習俗。
- 細部
- 峠をはさんで向かい合う二つの集落が一本の道で結ばれている場合、それぞれの側にオシオリサマと呼ばれる地蔵が据えられていた。道行く者はここで柴を手折って供え、そうすれば足の疲れが抜けて歩みが軽くなるとされた。集落の入口にシオリ谷という地名が残る土地もあり、これは柴折りさまを祀った跡だと説明される。柴を手向ける行いには、疲れを預けるという意味だけでなく、悪しきものや流行り病が集落の内へ入り込むのを食い止める境の呪いとしての役割も重ねられていた。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』所収、佐々木正興「伊予の妖怪変化」および鈴木泰助「妖怪変化の話など」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県愛南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ