かわさきのおちにくいおさきぎつね
川崎の落ちにくいオサキ狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 法印が飼うという狐の一種で、憑かれると容易に落ちず、歯のない老女が肉を噛んだ。
- 細部
- 麻生の一帯では、法印がオサキ狐と野狐の二種を使役していると語られた。野狐のほうは祓えばすぐ離れるのに対し、オサキ狐は甲州の方角から入ってきたたちの悪いもので、なかなか落ちないという。実例として、ある家の老女に法印のオサキが憑いたとき、歯が一本もないはずの老女が固い肉をぱりぱりと音を立てて噛み砕いてみせたと伝わる。憑いたことの証しを、身体にできないはずの動作として示す語り口になっている。
- 広まり方
- 1956年の『民俗』所収、鎌田久子「ウチイナリ其他」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県川崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ