おーさき
オーサキ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 小鹿野町のオーサキは体長二寸ほどの猫に似た憑き物で、羨望した家の弱った人にとりつき食べ物をねだるが、墓地の苔を蒲団の下に置くと嫌がって離れるという。
- 細部
- 小鹿野町に伝わる憑き物の話である。オーサキは、体長二寸ほどの、猫に似た小さな姿をしているという。他人の暮らしぶりを羨ましく思う気持ちが生じると、その家の弱った者にオーサキがたかりつくとされる。病人に取りついたオーサキは食べ物をねだり、食べさせるといったん外へ出て行くが、その病人が何かにつまずくと再びとりついてしまうという。これを追い払う方法として、墓地に生えている苔を、病人に知られないよう蒲団の下や枕元にそっと置くというやり方が伝わっている。オーサキはこの苔を嫌って離れていき、後には苔に赤い毛が付いているのが見つかるとされる。
- 広まり方
- 1953年に國學院大學民俗学研究会が行った民俗採訪の記録『埼玉県秩父郡倉尾村』に収められている。
- 地域
- 埼玉県小鹿野町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ