おろち
蠎
国内
未確認生物
- どんな話か
- 宍粟市千種町の山中で、異臭とぺしぺしという音を合図に3~5間ほどもある黄褐色の大蛇が姿を現すと語られている。
- 細部
- 宍粟市千種町の山あいには、山中で得体の知れない強い匂いが漂い、ぺし、ぺし、ぺしという奇妙な音が響いてくると、やがて黄みがかった色をした巨大な蛇が姿を見せるという言い伝えがある。その長さは3間から5間ほどにもなるといい、山を歩く者はまず匂いや音の変化に気づき、そのあとで姿を目にすることになる。音や匂いが先に立ち、蛇そのものの姿は最後に現れるという順序立てが、この話の恐ろしさの核心になっている。全身の色や大きさまで具体的に語られている点も、山中に潜む未知の生き物として長く語り継がれてきたことをうかがわせる。
- 広まり方
- 1940年の『旅と伝説』所収、後藤興善「播州のサンカから聞いた話」に記録されている。
- 地域
- 兵庫県宍粟市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ