おろち
おろち
国内
未確認生物
- どんな話か
- 深い渕に潜む大蛇が天地を揺るがしたため、勅命を受けた農民数万が押し寄せて討ち取ったと伝わる。
- 細部
- 二つの郡の境を流れる大川は三上山のあたりで二筋に分かれ、南へ向かう流れは土山に突き当たって深い渕をなしていた。その渕には古くから大蛇が棲みつき、近辺の住民は手の施しようがないまま悩まされていたという。嵯峨天皇の御代、雷鳴がとどろき天地の揺れる異変が起こり、博士が占ったところ、大川の主が天皇の命を奪おうとして起こしたものと出た。そこで近辺の農民に討伐が命じられ、数万の人々が押し寄せてついに大蛇を仕留めた。この時の出来事にちなむ地名がいくつも生まれ、褒美として寺が与えられたと語られる。
- 広まり方
- 1971年の『民俗文化』に載る「勝部の火祭考(1)」(小島初蔵の調査、菅沼晃次郎の執筆)に記録されている。
- 地域
- 滋賀県守山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ