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噂の出所をたどる

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おおさきのイメージ挿絵
この挿絵は当サイトが項目ごとに用意したイメージ画像です。写真や原典の図版ではありません。

おおさき

おおさき

国内 呪物・呪い
どんな話か
皆野町に伝わるオオサキという憑きものの話。正体は猫や狐とされ、憑かれると馳走を欲しがりながら体が弱り、祈祷者が煎った豆などを包んだ紙で撫でて祓ったという。
細部

皆野町には、オオサキと呼ばれる憑きものの話がいくつも伝わっている。正体は猫であるとも狐であるともいわれ、これを飼う家には望んだ品がひとりでに運ばれてくるという。人にも取り憑くとされ、取り憑かれた者はご馳走をやたらとほしがる一方で、体はしだいに弱って病みがちになるという。差し入れた馳走は布団の中で食べ、病人が転げまわるほど苦しんだのち静まりかえると、霊が離れた証とされた。

人の世話をして恨まれ、病になった老婆の話も伝わり、「豆腐が食べたい」と言うので与えると食べたが、息を引き取ったのちに検めると、脇や腰まわりの下から毛が見つかったといい、これも取り憑かれた末のことだとされた。オオサキの姿は常人には見えず、祈祷者など限られた人にだけ見えるという。祈祷を終えたあと、豆や麦、米を煎ったものを紙に包み、それで憑かれた本人の体をひとしきり撫でてやると、その紙包みのほうへオオサキが移り、抜け出ていくとされている。

広まり方
1966年刊行『西郊民俗』所収、石田祐子・須藤恵子・中村瑛子「埼玉県秩父郡皆野町日野沢の見聞(四)」に記録されている。
地域
埼玉県皆野町
年代
不明
検証状況
伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。

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