あがまちのみかぐらだけのおおおとこ
阿賀町の御神楽岳の大男
国内
未確認生物
- どんな話か
- 御神楽岳で道に迷った狩の名人の前に六尺の大男が現れ、口外を禁じて見逃したという阿賀町の山の主伝説。
- 細部
阿賀町に伝わる話では、槍の扱いに長けた狩の名人が、御神楽岳のおりんという場所へ出かけたところ、夕方になって道に迷ってしまったという。仕方なく煙草を一服していると、六尺、およそ百八十センチメートルもある化物が姿を現し、「どこから来た」と尋ねてきた。狩に来て迷ったのだと答えると、化物はここが人間の来る場所ではないと告げ、すぐに立ち去るよう命じたうえ、この出会いを誰かに話せば命はないと言い渡したという。
名人はその場を立ち去って無事に家へ戻り、長らくこのことを誰にも話さずにいたが、臨終の床に至ってようやく周囲の人々に打ち明けたと伝えられている。この大男は、山そのものを司る山の主だったのだろうと語られている。
- 広まり方
- 『西川の民俗』1976年掲載、東洋大学民俗研究会の記録による。
- 地域
- 新潟県阿賀町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ