さがみはらのふなさきにたつおおぼうず
相模原の舟先に立つ大坊主
国内
未確認生物
- どんな話か
- 舟の舳先に立ったという大坊主で、口を利けなくなった船頭が後にそう明かしたと伝わる。
- 細部
- 十五、六の頃に船頭を伴って網打ちに出た者の話である。船頭は何を尋ねても答えず、具合でも悪いのかと川原へ上がって小屋で休ませたが、それでも口は重く、ただ寒い寒いと震えるばかりだった。ふたたび舟に戻ってからようやく事情を語り、舳先に大きな坊主が立っていたのだと打ち明けた。この土地ではそうした姿はかわうそが化けたものと解されており、水辺で人が突然無口になる状態と結び付けて語られている。
- 広まり方
- 1955年の『民俗』所収、中村亮雄「津久井の河童と川天狗」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県相模原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ