にしいずのおおにゅうどうとにんぎょうさんばそう
西伊豆の大入道と人形三番叟
国内
未確認生物
- どんな話か
- 沢の枝で炭を焼いていた吉三郎が大入道に相撲を挑まれ、身代わりの藁人形を置いて逃げたことが海名野の人形三番叟の起こりになったという。
- 細部
- 西伊豆町の山あい、沢の枝と呼ばれる場所には吉三郎の穴という岩でできた洞穴が残る。海名野出身の炭焼き職人・吉三郎がこの穴を寝床にしていたある晩、大入道と名乗る怪異が現れ、勝負しようと相撲を挑んできた。恐れをなした吉三郎はとっさに藁で作った人形を自分の代わりに残し、そのまま山を下りて逃げてしまう。明くる朝になって様子を見に戻ると、置いていった藁人形はばらばらに引きちぎられていたという。この人形を川へ流したところ海名野の浜へとたどり着いたため、村の人々はこれを丁重に祀り、供養として人形を舞わせることにした。これが今に伝わる海名野の人形三番叟の由来だとされている。
- 広まり方
- 1989年刊『静岡県史 資料編23 民俗1』所収、八木洋行「翁と祝福の芸能」に記録がある。
- 地域
- 静岡県西伊豆町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ