おおにゅうどう
大入道
国内
未確認生物
- どんな話か
- 茨木市の夜道には身の丈一丈の大入道が現れたといい、狐の頭目の妻の難産を助けた医者の話も伝わっている。
- 細部
- 茨木市に伝わる二つの化け物の話である。一つは、夜道を歩いていた男が、人家の屋根の上に腰かける身の丈一丈ほどの大男に出くわしたというもので、狸の仕業だろうと思ってそのまま進むと、今度は怪しい火が行く手を阻んだ。逃げ道もなかったためそのまま歩き続けると、いつの間にかその火は消えていたという。もう一つは、難産の手助けを頼まれた漢方の名医の話で、依頼された屋敷へ赴いて無事に赤ん坊を取り上げると、手厚いもてなしと多額の謝礼を受け取った。ところが翌晩、医者の夢の中に、昨夜世話をしたのは実は狐の頭目の妻であったことを告げる者が現れる。不思議に思って再び同じ場所を訪ねてみたが、そこにはもう屋敷など存在しなかったという。
- 広まり方
- 1933年の『郷土研究上方』所収、岡市二洲「怪談茨木附近」に記録がある。
- 地域
- 大阪府茨木市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ