はだののぼたもちでしずまるおおにゅうどう
秦野のぼた餅で鎮まる大入道
国内
未確認生物
- どんな話か
- 寺に夜ごと現れると噂された大入道に、村がぼた餅を供えて鎮めたという上地区八沢の話。
- 細部
- 上地区八沢の寺へ夜な夜な大入道が姿を見せるという話が広まり、村では寄合を開いて対応を相談した。好物とされるぼた餅を供えて機嫌をとろうという結論になり、名主の家で餅がこしらえられた。ところが供えに向かう段になって地面が揺れるほどの音が響き、駆けつけると名主の老人が餅の上へ尻もちをついたまま気を失っていたという。その一件を境に寺で怪異は起こらなくなり、村には豊かな暮らしが訪れたと語られている。供物によって怪異を退けた話と、村の繁栄の由来とが一続きに語られている点が目を引く。
- 広まり方
- 1974年の『民俗』所収、岩田達治「秦野の伝説」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県秦野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ