おおむらじんじゃのむしくいがね
大村神社の虫食い鐘
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 鐘の鋳造材料にされた鏡に取り憑いていた娘の魂が、鐘の突起を腐らせて落とし続けたという伊賀市の伝説。
- 細部
- 寛永年間(1624~1644年)、大和国葛城の豪農が寄進した家宝の鏡を一人娘が片時も離さず見つめ続けたことで衰弱死してしまい、供養のためその鏡が禅定寺の鐘の材料として鋳込まれたという。その後、僧の夢に女性が現れて「あの鐘には私の魂が入っている」と訴えるようになり、鐘の周囲を女の亡霊がさまよい、鐘の表面にある突起(乳)が次々と腐って落ちていったと伝わる。大村神社には地震を鎮めるとされる要石も別に祀られており、あわせて地域の言い伝えとなっている。
- 広まり方
- 地震封じの要石信仰と並んで大村神社にまつわる言い伝えとして郷土資料に記録されている。
- 地域
- 三重県伊賀市阿保(大村神社)
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ