おおむじな
大狢
国内
未確認生物
- どんな話か
- 秘蔵の笛を持つ猟の名人が山中で妻そっくりの女を撃つと大狢の正体で、村人を驚かせたという話。
- 細部
- 文化年間(1804~1818年)のこと、加美郡宮崎村のあたりに福原縫殿という狩りの名人がいた。ある日、秘蔵にしていたオキ笛を手に山奥深くへ入っていった。夕方になって獣を呼び寄せる笛を吹いていると、今朝別れたはずの妻が大木にもたれかかっているのが見えて不審に思い、鉄砲で仕留めてしまう。ところが仕留めたあとも姿は妻のままだったので不安になって家へ戻ってみると、妻は何事もなく無事でいた。下僕に山へ探しに行かせたところ、そこにいたのは年を経た大狢であり、そのすさまじい形相を見た村人たちは皆驚いたのだという。
- 広まり方
- 『宮城縣史 民俗3』(1956年)の妖怪変化・幽霊の事例篇に記録されている。
- 地域
- 宮城県加美町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ