おおきなにんげん
大きな人間
国内
未確認生物
- どんな話か
- 子連れの女が便乗を頼んだ夜、一丈もの大きな人間が白い着物で現れ性別も判然とせず、翌日船が転覆すると女の髪が海を覆い、易者の予言どおり伊須湾に流れ着いた。
- 細部
- ある船に、子供を連れた四十歳ぐらいの女が便乗させてほしいと頼んできた。その夜中になると、一丈ほどもある背丈の大きな人間が現れた。白い着物をまとっており、男か女かの見分けもつかなかったという。翌日、船が転覆する騒ぎが起きた際には、あの女の髪が海一面を覆い尽くすように不気味に広がっているのが見えた。その翌日、住用村の市で易者に相談してみたところ、明日の午後三時ごろに伊須のあたりでその女を拾うことになるだろうと告げられた。果たして易者の言葉どおり、翌日その女は伊須湾に流れ着いたと伝えられている。
- 広まり方
- 1999年の『南島研究』に掲載された酒井卯作「佐和分翁奇聞」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県瀬戸内町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ