おおきなこい
大きな鯉
国内
未確認生物
- どんな話か
- 堤の大鯉を撃った途端に雨が強まり、魔がさしたと悟った猟師が鉄砲を捨てたという話。
- 細部
- 山へ猟に入った者が、途中で雨に降られた。堤のわきに目をやると、思いがけない大きさの鯉が横たわっている。つい銃を向けて仕留めたところ、雨脚はいっそう激しくなった。気を確かに持たねばと自分に言い聞かせているうちに、やがて空は晴れていったという。この一部始終を、あれは何かに惑わされたのだと受け取った当人は、それきり鉄砲を手にしなくなった。獲物ではないものを撃つ禁忌と、天候の急変を戒めと読む猟師の心持ちが重なっている。
- 広まり方
- 1983年の『伊那』所収、竹村庄平「城山の狼と喜内さ」に記録がある。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ