おおきなき
大きな木
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 大木を伐る前には鉢巻を外して伐採の許しを乞い、斧を三度当てて異変がないか確かめる作法があった。
- 細部
- 山で大きな木を伐り倒す際には、まず鉢巻を外し、「この木をどうか伐らせて下さい」と断りを入れてからヨキと呼ばれる斧を木の根元に三度打ち当て、いったん腰を下ろして一服するという作法があった。その一服の間に何か普段と違う様子や不吉な出来事があれば、その日の伐採は中止し、特に何事も起こらなければそのまま木を伐ってよいとされていた。伐採という日常の作業のなかに、木に対して許しを求める儀礼的な手順が組み込まれていた点がうかがえる。
- 広まり方
- 『福井県史 資料編15 民俗』1984年所収、小林一男による山の作法の記述に基づく。
- 地域
- 福井県小浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ