おおけむし
大毛虫
国内
未確認生物
- どんな話か
- 1854年に御所を焼いた大火は、かまどにくべた毛虫の煙が緋の法衣の大坊主と化し屋根伝いに飛び回ったことに由来すると伝わる。
- 細部
- 1854年(嘉永7年)に御所を焼いた火事の発端をめぐる話。下女が風呂を沸かす際、かまどにくべた一匹の毛虫から立ちのぼった煙が見る間に膨らみ、緋色の法衣をまとった巨大な坊主の姿となって、屋根から屋根へ飛び移りながら都を駆け巡った。そしてその坊主が飛び去った先々から火の手が上がり、御所を巻き込む大火に至ったのだという。ただの虫を焼いた煙が炎の化け物に転じたという筋立ては、日常の些細な火の不始末が思わぬ災いを呼ぶという戒めとしても読める。
- 広まり方
- 『郷土趣味』1922年掲載、山口早風「京都 落東 鹿ケ谷雑話」に記録がある。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ