みょうこうのおおがにとだいじゃのかっせん
妙高の大蟹と大蛇の合戦
国内
未確認生物
- どんな話か
- 妙高山と黒姫山の間、関川上流の地震の滝壷に棲む雌雄の大蟹が、信濃野尻湖の主である雌雄の大蛇と毎年戦うという伝説。
- 細部
- 越後の妙高山と信濃の黒姫山との間、関川の上流には地震の滝壷と呼ばれる淵がある。この滝壷には雌雄一対の大蟹が棲みついているとされ、隣国信濃の野尻湖に主として棲む雌雄の大蛇と、毎年決まって戦を繰り広げるのだと語り伝えられている。国境を隔てた二つの水域にそれぞれ棲む異類の主同士が、蟹と蛇という異なる生き物でありながら対等に張り合う存在として位置づけられている点が興味深い。毎年繰り返される戦いという設定は、季節の巡りや水位の変化など自然現象を異類合戦の物語に重ねて説明しようとした発想とも考えられる。
- 広まり方
- 『西郊民俗』(1961年)掲載の田中新次郎「蟹について」に記録がある。
- 地域
- 新潟県妙高市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ