ことうらちょうのいけのぬしおおがにのつめ
琴浦町の池の主大蟹の爪
国内
未確認生物
- どんな話か
- 船上山のふもとにあった七つの池の主である大蟹が洪水で流され、滝壺で死んだのちその爪が池田家に伝わったという。
- 細部
- 伯耆国の船上山のふもとには、かつて大きな松が七本そびえ、七つの池が並んでいたと伝えられている。そのうちの一つの池には大きな蟹が主として棲みついていたが、ある年の洪水で押し流され、下手にあった池の滝壷で岩にはさまれて命を落としてしまった。死んだ蟹の爪は近隣の池田家に持ち帰られ、のちに小便壷として日常的に使われるようになったのだという。山麓の景観にまつわる由来と、家に伝わる実物の爪とが結びつけて語られている点が興味深い。
- 広まり方
- 1961年の『西郊民俗』所収、田中新次郎「蟹について」に記録がある。
- 地域
- 鳥取県琴浦町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ