おおかに
大かに
国内
未確認生物
- どんな話か
- 蟹沢に棲んだ大蟹を黒沼神社の祈願で退治し、羽山ごもりの起源になったという福島市の話。
- 細部
- 1021年(治安元年)、黒沼神社の南およそ700メートルにある蟹沢という集落に、直径8尺(約2.4メートル)を超える大きな蟹が棲みつき、田畑の作物や人や家畜にまで害をなしていた。当時この地にいた在家七軒の者たちが黒沼神社に籠もって祈りを捧げ、神の力を借りてこの蟹を退治したと伝えられている。この出来事が羽山ごもりという祭礼の起源とされ、また地名も蟹沢と改められ、今もその跡地には蟹沢と呼ばれる屋敷が残っている。同じ黒沼神社の伝承には、1121年(保安2年)にあゆ滝という川原に棲みついた大蛇を、同じように在家の人々がこもりによって退治した話も伝わっている。
- 広まり方
- 1964年刊行『福島県史 第23巻 民俗1』、山口弥一郎による羽山ごもりの特殊祭礼の項に載る。
- 地域
- 福島県福島市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ