おおかみのおんがえし
おおかみの恩返し
国内
未確認生物
- どんな話か
- 目の棘を抜いてやった狼が、後日わざわざ現れて男を大鷲の襲撃から救ったという世間話。
- 細部
- 小屋久兵衛という村人が山へ草を刈りに入ったとき、一頭の狼が尾を振りながら近寄ってきた。よく見ると目に棘が刺さっている。抜き取ってやると狼は尾を振りつつ山へ戻っていった。それから幾日か経ち、久兵衛が草刈り場で休んでいると、あの狼が現れて着物の裾をくわえ、しきりに引っ張る。導かれるまま大岩の下へ移ったその直後、大鷲が岩のすぐ上をかすめて飛び去った。久兵衛は自分が狙われていたことを悟り、狼が恩に報いてくれたのだと喜んだという。
- 広まり方
- 1987年刊の『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』第12編、細川修と松本清人による世間話の章に収められている。
- 地域
- 長野県佐久市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ